ささやかな挑戦 -10ページ目
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あしたのジョー・・・部活選びで人生変わることもある

前回、軽~い気持ちで走ってみた

実はそのあと

しばら~くは、深刻なダメージが残っていた

呼吸がまともに出来ない

膝が大爆笑してやまない

立ってても、座っても、寝転がっても、歩いても

【せつない】

なんていえば適切か、わからんけどとにかく【せつない】

 

片想い以外で【せつない】感じを味わいたい方はお試しください。

(玄人の方はホームストレートもMAXで10倍量を、素人の方は3日間ほどせつなさを味わえるかもしれませんが仕事や勉強に影響を及ぼしても責任負えません)

 

幸い今は早く回復する方法を知っているので、翌日まで影響(筋肉痛が残ったり)するようなことはないけど

数時間はやばい状態が続いたとです

 

こんなとき、ふと思い出すのは高校に入学して選んだ部活動のこと(無理やり?前置き長い?)

 

中学のときに入った部活は『ギター部』

正式には、ギターアンサンブルクラブになるんかな

フォークでもエレキでもなく、クラシックギターで演奏するという部でした

なぜこの部を選んだかは思い出せないんだけど、おもしろかった

でもあまりまじめにやってなかったなぁ・・・後悔・・・今でも十八番のひとつでもあればいいのだが

音合わせすらままならん

 

高校進学を機会に部活もちゃんとやるぞぉ(かといって勉強ちゃんとしてたわけじゃない)と思い

なににするかなぁと考えていた頃(この時点でギター続ける気はほとんどない)

小学校からの同級生[村さん]に、「おうケメオ野球部入んべえよと誘われ

うん入る入る」・・・・・・

なんという主体性の無さ・・・我ながら呆れる

とはいえ[村さん]のこの一言が、【せつない】地獄に陥るキッカケとなったのです

 

なにせ、ギター部から野球部ですから、いろいろ違ってくるわけです

例えば

さらさらヘアー  一厘刈り

ごく普通の制服  学帽に太めズボン

ブリーフ  スラパン

か細いシャイな少年ボイス  「シャッス」「っシタッ」「*+$&#ッス!シャッ!」でかくて一種の業界語

指、腕の腱鞘炎  全身筋肉痛

たまにサボった放課後練習  朝練、早出グランド整備

たまに日曜日練習  日曜日練習試合、特練(体力つくり)

腹筋運動やったことない  やっと5回くらい

腕立て5回  やっと10回くらい 

目標・文化祭  甲子園(普通の公立校なんですが志高く持つことはすばらしい)

 

今思い返すとたいした運動量ではないけど

当時は毎日疲労困憊

授業中覚醒不可

成績超低空飛行

でもなぜか

すっごい楽しくて(朝練、早出グランド整備除く)

充実してる気分だった

 

ところがまたあることを機会に

更に深く、【せつない】地獄に落ちて行くことになります。

それはまた時期をみて書きこむことにします。

 

 

 

はじめの一歩・・・またまた後退

4月某日

春とはいえ夕暮れ刻はまだ少し冷える頃

オリンピックメダリストも輩出した実業団チームの練習トラックで

日本のトップ選手の卵達が技を競うのを眺めていました

 

体脂肪を極力削ぎ落とし、研ぎ澄まされた長い脚が交差する様に

羨望の眼差しを向けていられたのは束の間

いつのまにかそれは憧れから嫉妬へ・・・・・・

その脚くれぇ!

 

現役(約10年前)の頃と体重は変化していないが

明らかに胴回りは太く、腿周りは細くなっている

中身の変化は恐ろしい

息があがるの早過ぎっ!

 

でもまあ、400mやってたわけだし

100m全力疾走くらい軽い軽い

昔とった衣笠?

ハハハハハそーだそーだ

試しにちょっと走ってみるか

 

30分ほどかけてウォーミングアップ後

 

よしじゃあトラックをジョッグでまわりながら

バックストレートだけスピードあげて

3本目MAXスピードまでいってみよう

 

まず1本目は様子見で気持ち良くいくか

軽く軽~くね40m

そのままそのまま60m

キープキープ80m

あれっ?あれぇ?浮く・・・いや沈む・・・ああっ!!動いてない

 

まあ1本目だから・・・ぜぇぜぇ

まだまだ、ほぐしほぐし・・・はぁはぁ

つっ次はピッチあげてくぞ・・・ひっひっ

(ジョッグしながらこうしてテンションをあげていく)

よ~し2本目

入りは楽に徐々にスピードあげて30m

前に前に50m

ピッチ増すぞ60m

がっがっが~危なっ危なっ!こけっこけるぅ!!

ちょっちょ~っと減速減速~

ひゃ~70mくらいしか行けてないな

 

まあ本番は3本目だからな・・・ぐえっぐえっ

アップ完了ってとこやな・・・ぶふぉぼえっ

70mでMAXスピード達して、そのままスーっと・・・おえっっぷ

(ジョッグしながらこうして勇気を奮い立たせる・・・?)

よ~しラスト3本目

最初力まず身体かぶせて加速・加速~20m

踵ひきつけて、巻き込み確認・巻き込み確認40m

ここから・ここからピークはちょい先・・・あがる・あが・・・・・・・んないよ~

なっなんや腿に綿詰めたごっなっとる・・・倍に膨れとるっちゃねぇかえ・・・んなわけない

まっまだ50mしか走ってない・・・・・・・・・

もう動けん・・・いっ息ができない・・・ストップ・スト~ップ!

けっけつが・・・痛い・・・

う~あ~げえ~じ~んじ~ん

これが、なったことある人しかわからんっちゅう、いわゆる【ケツわれ

逃げ場はない

ひくのを待つしかない

それまで歩いて・歩いて・・・・・・・痛いよ~

 

があっがあっ(呼吸擬音)・・・

どうええっぷ

うっっぷおえ

 

甘かった

 

100m10秒8か・・・・・・・遠いなあ・・・・・その道きわめて険し!

 

 

はじめの一歩・・・数十歩後退

いやあいよいよ2005年トラックシーズン幕開けですなぁ。

最近全国各地で行われている国体予選会や記録会を見たり、

日本トップクラスの練習を見る機会が度々ありまして、

それを見てるとぉ~ムズムズムズムズムズムズムズムズムズムズムズムズムズ~

う~おいも走りたかぁ」と

もうたまらんごっなっとよね。

しか~し、選手らの鍛え上げられた身体を目の当たりにすると・・・

 

 

 

このなまりきった身体じゃあ

大衆の前に生脚を晒すことなどぉ

 

 

 

おい自身が許せんっとですぅぅぅぅぅぅ!!!!!

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